小説

嫉妬で死んできますね

死ぬのはいつも彼で、殺されるのはいつも私だった。

短編完結R15
本文フォント
文字サイズ

 朝倉まひるは、寂しくなると死ぬ。
 もちろん、本当に死ぬわけではない。
 ただ、私が誰かと出かけようとするたび、寂しさと嫉妬を静かに並べ、こちらが予定を取り消すまで死にそうな声を出し続ける。
 怒らない。束縛もしない。
 その代わり、私が自分から罪悪感を抱くように仕向けてくる。
「寂しくて死にそうだな。俺」
 優しくて、繊細で、一途な男。
 そう思っていた。

 けれど、まひるが殺していたのは、自分ではなかった。

※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません

EPISODES

エピソード

READ ON

この作品を読む

この作品についてのお問い合わせ

書籍化・映像化・商品化など、法人からのご提案はこちらからお送りください。

法人向けご提案フォーム