完結済 小説・文芸)雨灯ひひ・僕と君シリーズ
僕は、晴れを待っている。
洗濯物を干すため。布団を軽くするため。自転車で、少し遠くのパン屋へ行くため。
どこかにいる君は、雨を待っている。
新しい傘を開くため。黄色い長靴を履くため。誰の目も気にせず、水たまりを踏むため。
僕は君を知らない。
君も僕を知らない。
ただ同じ空の下で、それぞれに都合のいい明日を願っている。
晴れてほしい僕と、降ってほしい君。
決して出会わない二人と、どちらの願いもろくに聞いてくれない空を描く、日常短編コメディ。
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連載中 ライトノベル
高校の入学式を終えた帰り道。
目立たず静かな高校生活を送るつもりだった俺は、首席入学を果たしたクラスの美少女・神代に呼び止められた。
「今日から、私があなたを護衛します」
何を言っているのか分からない。
俺は特別な家の生まれでもなければ、誰かに狙われる覚えもない。ただの陰キャ高校生だ。
それなのに神代は登下校についてきて、教室では背後を警戒し、俺が席を立てば当然のように同行してくる。
どうして俺を守るのか尋ねても、返ってくるのは「昔」「雨の日」という言葉だけ。
どうやら彼女は、俺が忘れている何かを知っているらしい。
首席美少女による距離ゼロの護衛生活が、今日から始まった。
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連載中 短編・ライトノベル
神さまから授かるはずだったのは、転生も転移も自由自在、銀河すら独占できる神域級スキル《転生転移銀河独占》。
しかし、神さまの老眼と予測変換ミスにより、アヤトが手に入れたのは《転生転移銀歯独占》だった。
世界中の銀歯の所有権を握るという、意味のわからない能力。
おまけに追加で授かったスキルは《歯磨き上手》。
剣も魔法もないまま異世界に放り出されたアヤトは、盗賊に襲われる少女を助けようとして、ダメ元でその力を使うことになる。
すると、盗賊の銀歯に干渉し、相手を無力化することに成功してしまった。
どうやらこの力は、対象への感情を乗せて所有権を主張することで、銀歯を介して魔力の流れに干渉できるらしい。
ハズレスキルだと思っていた銀歯独占は、王様の歯痛を救い、魔力の乱れを整え、ついには魔王の不死身の秘密にまで届いていく。
銀河を独占するはずだった男が、なぜか銀歯をめぐる騒動に巻き込まれていく異世界コメディ。
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