小説・文芸)雨灯ひひ・僕と君シリーズ
晴れを待つ僕と、雨を待つ君。
完結済
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僕は、晴れを待っている。
洗濯物を干すため。布団を軽くするため。自転車で、少し遠くのパン屋へ行くため。
どこかにいる君は、雨を待っている。
新しい傘を開くため。黄色い長靴を履くため。誰の目も気にせず、水たまりを踏むため。
僕は君を知らない。
君も僕を知らない。
ただ同じ空の下で、それぞれに都合のいい明日を願っている。
晴れてほしい僕と、降ってほしい君。
決して出会わない二人と、どちらの願いもろくに聞いてくれない空を描く、日常短編コメディ。
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